2021年12月に鹿児島県霧島市を旅行した時の記事です。
霧島温泉市場で少し休憩してから、山の中にあるレストラン「きままな台所(キッチン)」でランチを食べました。
きままな台所は、霧島温泉市場から徒歩5分の場所にある隠れ家的レストラン。
まるで絵本の中に迷い込んでしまったかのような不思議な雰囲気の可愛らしいお店。青と白の食器だけが使われているので、青い食器が好きな私はぜひ行ってみたいと思いました。
地元の素材で丁寧に作られてお料理はどれもとても美味しかったです。ネットにはあまり詳しい情報がないお店だったのでこの記事でご紹介します(※当日撮影許可を頂いています)
イセタン羽田ストア(メンズ) ターミナル1
カフェ『トラベラーズコーヒー』
レストラン「きままな台所」 場所・道順・駐車場
レストラン「きままな台所」は霧島温泉市場から徒歩5分ほどの場所にあります。
大通りからは全く見えない場所にあるので道順を詳しく書いておきます。
▼霧島温泉市場の記事
位置的に、ちょうど温泉市場の裏の山の奥。
霧島温泉市場の駐車場の脇の道を登って行きます。
レストランには広めの駐車場がありますが、道はとても細いです。
お車の場合は温泉市場の駐車場が空いていれば市場でお土産などを買って市場を利用してから車を置かせておいてもらうのがいいかも。温泉市場の駐車場は無料です。
坂道を上がって右の道を更に登ると、温泉タンクがある場所を右手に見ながら進みます。
すると、急に赤い看板が見えてきます。
右に入る小道の入り口に、レストランの赤い看板がありました。
ここからちょうど徒歩5分ぐらい。
小道を右に曲がって進むと、さらに赤い看板が道案内をしてくれます。
砂利道がずっと続いています。
そのまま進むと、左手に少し開けた場所があり、大きな木の窪みに手編みのセーターを着たスノーマンがちょこんと座っていました。
訪れたのが12月中旬だったのでクリスマスバージョンのお出迎え。
この場所は少し広いスペースになっていて「第2駐車場」と看板が立っています。
この位置からはまだレストランは見えません。
ここから先は少し坂道、そして今までの道とは一気に雰囲気が変わります。
道に陶器の欠片がが散りばめられていて、レストランへと誘います。
きままな台所は、青と白がテーマ色。食器も青と白がメインに使われています。
だから、道に埋め込まれている陶器のカケラをよく見ると、確かに「青と白」
緩やかな陶器の欠片入りの坂道を登ると、きままな台所の広い第1駐車場が見えました。
第1駐車場はかなり広いです。
駐車場を右手にして、さらに奥に進むと、レストランのかわいいガラスの看板が見えてきます。
看板の左側に建物が見えてきました。
ここが、きままな台所。
やっと到着です!
レストラン 所在地・敷地内の様子
■きままな台所 (森のテラス アトリエ夢楽)
〒899-6603 鹿児島県霧島市牧園町高千穂3890
TEL 0995-78-8118
★公式HPはこちら
きままな台所は、森のテラス「アトリエ夢楽」に併設されたレストランです。
建物入り口の一番手前が「アトリエ夢楽」
藍の布製品や藍色の食器、そして無添加の手作りのドレッシングや食品も販売されているお店です。
テラスの入り口には、青と白をベースにした食器や鍋がオブジェとして飾られています。
森のテラス「アトリエ夢楽」では青と白の食器もいろいろ販売されていました。
レストランはテラスの奥にあります。
手書きのウェルカムボード。
レストランの入り口は、赤いアーチ。
ちょうど12月だったので、クリスマスバージョンの飾り付けになっていました。
赤いアーチの手前には、ブルーの棚とテーブル。
ここにも、青(藍)と白をベースにした食器が並んでいました。
どれがオブジェで、どれが販売されている商品なのか分からない感じが面白いです。
これがレストランの入り口。
自然の中に溶け込むような素朴な雰囲気。
レストランの建物は、奥に広いお庭が続いています。
広い庭の奥には、個室のようなテーブルが点在しています。
屋外レストランでピクニックするみたいな感じ。
テーブルの他にも、チェアやハンモックなどが点在して設置されています。
青(藍色)と白のボトルや花瓶などの配置も素敵。とても絵になります。
自然の中にある茶色・緑、そして赤・青・白が加えられると美しい調和になり、とても落ち着ける空間になることを体感できます。
お庭のテーブルの様子
レストランの利用は、店内でも屋外テーブルでも好きな場所で頂くことができます。
この日は12月中旬でしたがそれほど寒い日ではなかったのでお庭のテーブルで頂くことにしました。
お庭のテーブルは、防寒対策として厚手のビニールで個室空間になっていました。
コロナ禍での対策も兼ねていると思います。
テーブルに着いた時は既に午後2時ごろだったので他のお客さんはちょうど帰る時でした。
お庭のテーブルの個室の中に入ると、ブルーと赤のテーブルクロス。
ストーブも着けてくれて、膝掛けも用意されているので全然寒くありません。
席に着くと、キャンドルが灯されて、
最初にお水がテーブルに。
お水のグラスも、ブルーのバリエーションで素敵。
カトラリー類が並べられてた布ナプキンは藍の布のパッチワーク。
メニューを選んでから、お料理が運ばれてくるまでには少し時間がかかります。
その間、この不思議なお庭のテーブルから周りを眺めたり、お庭に出て散策したりゆったりした時間を過ごしました。
ランチ メニュー
メニューもかわいい手作りブック帳。
主なメニューと価格を掲載しておきます(※価格は2021年12月時点)
このお店はレストランですが、喫茶だけの利用もできます。
ドリンク類もジュースからワインまで豊富。
ドリンク付きのセットは、ソフトドリンクメニューの中から好きなものを選べます。
ランチは、人気のワンプレートだけでなく、パスタ・ハンバーグ・ピザなども揃っていました。
野菜は自家農園で栽培されたもの、パンやピザも自家製、豚肉はもちろん鹿児島産。
素材だけでなく、手作り&無添加にこだわったメニューばかりです。
■森のワンプレート(ドリンク・デザート付き) 2,200円税込
■風のワンプレート(ドリンク付き) 1,650円税込
■パスタ&ドリンク 1,200円税込
■黒豚ハンバーグランチ(ドリンク付き)1,800円税込
■自家製ピザ&ドリンク 1,200円税込
ランチ お料理の様子
■森のワンプレート(ドリンク・デザート付き) 2,200円税込
■風のワンプレート(ドリンク付き) 1,650円税込
今回注文したのは、このお店の人気メニューであるワンプレートランチ2種類。
森のワンプレート(丸い大皿)と、風のワンプレート(四角い大皿)を1つずつ注文しました。
■森のワンプレート(ドリンク・デザート付き) 2,200円税込
- 季節のパスタ
- パンシチュー
- 野菜のテリーヌ(バーニャカウダ)
- 季節野菜のピクルス
- 季節野菜のマリネ
- きのこサラダ
- 自家農園のサラダ野菜(自家製ドレッシングと一緒に)
- さつまいもチップ
- マチェドニア
- 黒豚のパテ
- チーズ
- 季節のデザート
- ドリンク付き
■風のワンプレート(ドリンク付き) 1,650円税込
-
- 季節のパスタ
- パンシチュー
- 野菜のテリーヌ(バーニャカウダ)
- 季節野菜のピクルス
- 季節野菜のマリネ
- きのこサラダ
- 自家農園のサラダ野菜(自家製ドレッシングと一緒に)
- さつまいもチップ
- マチェドニア
- ドリンク付き
風のワンプレートは、森のワンプレートと基本的に同じメニューです。
ただし、「風のワンプレート」にはチーズ・黒豚パテ・食後のデザートが付いていません。
実際に両方注文してみて、森のワンプレート(丸皿)の方がおすすめだと思いました。もし迷ったら大きな丸皿の「森のワンプレート」を選んでみてください。
森のワンプレートは、大きな丸皿にお料理が美しく盛り付けされています。
野菜のほどんどは自家農園で栽培されている新鮮なものばかり。
パンやパスタも自家製。全て無農薬&無添加。
野菜のテリーヌは見た目も美しい。手間を惜しまず作られています。
バーニャカウダソースととの相性がとてもよかったです。
野菜が甘くて、どれも優しい味わい。
カマンベールチーズや黒豚パテも、地元産の牛乳やお肉が使われています。
チーズはミルクの風味がギュッと詰まっていて、ミルキーな味わい。
黒豚のパテは塩分控えめで、ワインと合いそう!
自家農園で収穫されたサラダ野菜は、とっても新鮮。
そしてこのアトリエで作られている無添加ドレッシングがすごく良く合いました。
パンシチューもパスタも自家製。
パスタはもちもちしていて、地元産トマトで作られた優しい甘さのトマトソース。
パンシチューはこの日はパンプキンシチューでした。
自家製パンは弾力あって素朴な味わい。蓋まで全部食べられます。
お口直しのマチェドニア。
この時は、柿・りんご・みかん。
ピクルスも、パリパリのさつまいもチップスも本当にどれも自然な味わいで美味しかったです。
森の中のレストランは、小鳥のさえずりと木々の葉音だけを聴きながらゆったりとした時間も一緒に味わうことができる場所でした。
ランチ 食後のドリンク&デザート
食後のデザートはレストラン内で頂きました。
屋外テーブルのままでも良かったのですが訪れた日が12月中旬、食後は日差しが落ちて少し寒くなったのでお店の方がレストラン内で用意してくれました。
素朴なレストランの建物の中に入ると、大きな薪ストーブ。
先ほどまでいたお庭のテーブルを温かいレストラン内から眺めると不思議。
レストラン内のテーブルにも赤いチェックのテーブルクロス。
置いてある陶器の鍋敷きがどれもかわいい!
食後のドリンク、私はアールグレイの紅茶、夫はコーヒー(自家焙煎)
デザートは、森のプレート(丸皿)にだけ付いているので1個だけ。
紅茶はガラスの小さめのティーポット。
青と白のカップ、これもまた素敵。
ポットウィーマーも手作りパッチワーク。
小さな藍布がいろいろ組み合わせで縫い合わされていて、内側はまた違うデザイン。
つまみ部分も丁寧に作られています。
かわいいティーストレーナーをカップに乗せて、ゆっくり紅茶を注ぎます。
このレストランは小物が全部可愛いのです!
三温糖が入っているポットも青と白の陶器の容器。
コーヒーは自家焙煎。
丁寧にドリップされています。コーヒーのカップは青と白のストライプカラー。
森のワンプレート(丸皿ランチ)のデザート、この日はチョコレートのババロアでした。
デザートのプレートも青。ブルーのガラスの器。
グラスも冷たく冷えています。
薪ストーブで温かい室内で、食後のデザートと飲み物をゆっくり頂きました。
こんなゆっくりランチを味わったのは久しぶり。
一年に一度でも「非日常」を味わうことが大切だと思う瞬間でした。
まるで絵本の中に迷い込んだような不思議な空間にあるレストラン。時間を忘れさせてくれる素敵なレストランでした。
併設ショップでお買物
食後のお会計は、入り口にあるアトリエの建物の中にレジがあります。
このアトリエは、藍染めの布を使った洋服やアイテム、藍色の食器など手作り製品も販売されています。
レストランを利用しなくてもショップだけのお買い物もOK。
お会計は現金だけでなくクレジットカードなども利用できました。Suicaでも支払できました。
そして、このショップの人気商品は自家製の無添加ドレッシングなどの加工品。
HPから注文もできるそうです。
ドレッシング・ジャム・オイル漬け・パスタソースなどいろいろ揃っています。
ランチで食べて美味しかったドレッシングを買おうと思ったら、売り切れでした。
このドレッシング、すごく人気だそうです。
ドレッシングは買えなかったけれどランチのピクルスもとても美味しかったので今回はピクルス液を自宅用に2本購入しました。
■ピクルス液 430円税込(1本)
ピクルス液は、無料でプチプチシートで包んでくれました。
帰りの飛行機ではスーツケースの中に入れて預け入れ荷物にてしまったけれど、液ダレもせず問題なく運べました。
購入したピクルス液で美味しいピクルス作りました
森の中のレストラン「きままな台所」で買ったピクルス液、その後自宅でピクルス作りました。
購入した時に、硬い野菜(大根など)はさっと茹でてからピクルス液に浸けた方がいいと教わりました。
自宅では、きゅうり・パプリカ・にんじんなどをそのままカットしてからガラスの保存容器で浸けてみました。
ガーリックチップが入っているので、食欲をそそる風味です。
1日漬けるだけでとても美味しいピクルスが作れました。
このピクルス液の香りを嗅ぐと、あの森の中の不思議なレストランでのゆったりした時間が蘇ってきます。
2本購入したので何度もピクルス食べられたので良かったです。
もし、また霧島に行く機会があったらぜひ立ち寄りたい場所です。
レストラン 利用時の注意点
初めて訪れたレストラン「きままな台所」はゆったりした時間を味わえる場所でした。
ただし、レストランを利用する時にはいくつか注意した方が良いと思ったことがあります。
それは下記です↓
- 旅行で訪れる時にはランチは予約した方が安心かも
- 事前に営業日・営業時間・場所を確認しておく
- 注文してからお料理が出るまでは時間がかかるので時間に余裕を持つ
- ショップの無添加食品は品切れの場合がある
今回はコロナ禍だったこともあり私はダメもとで予約はせず訪れてましたが、遠方から訪れる場合には事前に営業日や営業時間を確認して、ランチの場合には予約しておいた方が安心かもしれません。
また、レストランは少人数のスタッフさんで運営しているので混み合うランチ時間帯は注文してからお料理が出るまで意外と時間がかかると思います。
このレストランを利用する時には時間に余裕がある時の方がゆったり過ごせます。
そして、ショップ内には美味しいドレッシングやピクルス液などランチで食べた味が自宅でも味わえる食品を購入することができます。
ただし、量産されている商品ではないのでお土産にたくさん購入したい時などは事前にスタッフさんに確認した方が良いと思います。特に人気のドレッシングは品切れの可能性もあり。
Googleマップなどでもお店の位置が少し分かりにくいので、事前に場所のチェックもしておいた方が安心です。
「非日常」を味わいたい人にはとてもおすすめのレストランです。
ぜひ、この自然あふれる雰囲気の中で美味しいランチを楽しんでみてください。
ランチの後は、霧島神宮へ参拝しました。次の記事へ続きます>>
YouTubeの動画
この旅の様子はYouTubeにも動画をUPしてあります。
動画の方がレストランの雰囲気やランチの様子が分かりやすいと思います。
ご興味あったらYouTubeでご覧ください。