ハノイにはエッグコーヒー発祥のお店「CAFE GIANG 39」(カフェ グエン)があります。
エッグコーヒーはベトナムコーヒーの上に泡立てた卵黄が乗っている濃厚で独特な味わいのコーヒー。
以前旅番組のハノイ特集で紹介されていた「CAFE GIANG」を見て、本場のエッグコーヒーを一度飲んでみたいと思い、このハノイ旅でやっと実現できました。
ハノイにある「CAFE GIANG 39」の場所、お店の中の様子、ホットとアイス両方のエッグコーヒーの味についてご紹介します。
※2019年1月の旅レポートです。
「CAFE GIANG 39」場所・行き方・入り口
ハノイのエッグコーヒー発祥の店「CAFE GIANG 39」は旧市街の一角にあります。
入り口はとっても小さくて、お店の看板を知っていないと通り過ぎてしまいになります。
Googleマップで位置を確認してからお店に向かいました。
目印は、お隣のお店が明るい黄色の看板のフルーツ屋さん
私達は通りの反対側道路からお店を探しました。小さい入り口だから歩いて通り過ぎてしまうかもしれないと思って。
反対側の道路から見たお店前の写真はこちら↓
実物でもお店の看板も入り口もとても小さいのです。
お隣のフルーツ(果物)店の黄色い看板は1つの目印になると思います。
この写真↑を同じ位置からカメラだけ左手に向けた状態が下の写真↓
同じ通り並びの左手の十字路に、2019年当時はコンカフェがありました(※その後、この位置には別のカフェに変わっています)
このコンカフェは前記事でご紹介したお店です。
私も最初通り過ぎてしまったのですが、地図でこの大通りの交差点(コンカフェの位置)を再確認して、やっと「CAFE GIANG」を発見しました。
入り口さえ分かれば、もう大丈夫。
観光客が絶えない人気店ですから、入り口は薄暗くて細いけれど、勇気を持って進むだけです。
細い通路の奥にカフェがあります。
この写真だけでは「どこにカフェ?」と思うかもしれません。
カフェは通路の一番奥に突然現れます。
CAFE GIANG(カフェグエン)お店の中の様子
お店は、一番奥の位置にあります。
カフェっぽくないけれど、まず1階のテーブル席が見えてきます。さらに1段奥にカウンターとキッチンがあり、その場所に店員さんがいます。
レジカウンターに店主らしき年配の男性、そして若いスタッフさんが忙しそうに働いていました。
オープンキッチンではないけれど、見渡せる感じの厨房設備がありエッグコーヒーが次々カップに注がれています。
私達は「にじいろジーン」で見た2階の屋外テラスのような席へ行きたかったため、2階へ上がりました。
お店奥には2階へ上がるレンガ色の階段があり、「上」へ行きたいと指を差せばすぐ案内してもらえます。
階段の上は屋根が付いているけれどサンルームのような感じでとっても明るい空間です。
あんな狭い路地の奥にこんな場所があるなんて想像できなかったです。
階段とテラスは狭いけれど、植物の鉢植えがナチュラルな感じで置かれていて、コンクリートの壁を柔らかなイメージにしてくれてました。
2階は、想像していたより狭いです!
そしてお客さんがいっぱい!
テラス席に20席ほど、その奥に部屋がありそこにもテーブルがあるけれど、とにかくお客さんが沢山いて写真撮るのも大変。
内装は、古い建物そのまま。
コンカフェのようにコンセプトやテーマを掲げてお店運営しているのではなく、1946年オープン当時からそのまま使われているような天然のレトロ感あり。
お客さんは、みんなスマホカメラでエッグコーヒーの写真撮っていました。
ハノイのカフェはテーブルも椅子もとっても小さい。
だから皆さん、こんな感じでお茶しているのです↓
あまりに混んでいて、2階席はダメかな、、と思ったらテラス席が1席すぐに空いて待たずに良い席に座れました。
部屋とテラス席のちょうど間の柱にある席です。
小さなテーブルと小さな椅子。
でもこれがなかかな座り心地がいいのです。
柱の壁に、メニュー表が貼り付けてありました。
上には電源用のコンセントがあります(←たぶん使えると思いますが)
エッグコーヒー メニュー・価格・注文方法
「CAFE GIANG 」のメニューは意外と多いです。
エッグコーヒーだけでも多くの種類があり、その他のメニューもたくさん。
メニュー表の右上がエッグコーヒーのリスト。
エッグコーヒーにもホットとアイスがあります。
価格はどちらも、25,000VND(約120円)
2階の店員さんは若いお兄さんが1人。お客さん大勢いるためメニューが決まったら声をかけて注文を伝えます。
メニュー表を指さすだけでも大丈夫です。
エッグコーヒーの場合は注文するとあまり待たずにすぐテーブルに届けてくれます。
本場エッグコーヒー ホットとアイス
テーブルに注文したエッグコーヒー、ホットとアイスが置かれました。
初めて見た本物の「エッグコーヒー」
本場で飲めるなんて、あの時テレビでハノイ特集を見ていたときには想像できませんでした。
でも、こうやって実際にハノイに来て目の前にしてみると不思議な感じ。
ホットは、カップの受け皿にお湯が張ってあり冷めないようになっているのがハノイ風。
エッグコーヒーは、泡立てた卵黄をベトナムコーヒーの上に乗せてあります。
見た目はカプチーノに似ているけれど、
卵黄ホイップが濃厚で弾力あり、下の濃いベトナムコーヒーと混ぜ合わせるようにして飲みます。
飲むと言うより「スプーンですくって食べる」感じ。
卵黄はお砂糖入りで泡立ててあり、下の苦めのコーヒーと甘い卵黄ホイップが絶妙のバランス。練乳入りのベトナムコーヒーより甘さは控えめ。
卵の生臭い感じはなくて、どちらかと言えばカスタードクリームに近い香りと味わい。
コーヒーも熱くないから、デザートやスイーツ感覚。
想像を覆してくれるような、奥深くてレベルの高い味でした。
エッグコーヒーにはアイスもあります。
見た目はこちらもアイスラテに似ています。
アイスのエッグコーヒーには細長いスプーンがついていて(←ahaカフェのココナッツアイスコーヒーに付いていたのと同じようなスプーン)、アイスエッグコーヒーも底のベトナムコーヒーと混ぜるようにしながらすくって飲みます。
アイスのエッグコーヒーには細かく砕いた氷が入っていました。
卵黄もコーヒーも特別冷えているわけではないけれど、この氷で冷たさが感じられます。
アイスは、ゆるめのクレームブリュレがコーヒーに乗っているような味でした。
卵黄ホイップとコーヒーと氷、シンプルだけどホットとはまた全然違う味わいです。
私も夫も味には大満足。
両方のどちらの方が好きかと聞かれたら、迷わず「ホットのエッグコーヒー」
ベトナムコーヒーがお好きなら、きっとこの濃厚さが気に入ると思います。
CAFE GIANG(カフェ・グエン)トイレについて
トイレはテラス席の奥にあります(男女兼用)
階段から上がってきた正面の位置、白い壁に四角い窓がある位置です。
テーブルに座っている時には人の出入りは見えるけれど、目立たない感じでした。
私達が座っていたときには、男性が数人利用されていましたが女性が入っていくのは見ませんでした。たまたま女性が利用していなかっただけかもしれません。
中は見ていないので、どんな様子なのかは不明です。とりあえず2階に明るい感じの男女兼用トイレはあるということを書いておきます。
お店は狭いし利用客も多く、2階の店員さんは1人だけだったので手入れはされていないかも。
このお店の近くには大きめのチェーン店系カフェあるので、女性の方で心配な人はトイレだけは別のカフェを利用した方が安心かも。
エッグコーヒー 支払方法
「CAFE GIANG 」のお会計は1階レジです。
2階を利用した場合は、席を立つと2階にいる店員さんが下のレジのおじさんにオーダーしたものを伝えてくれます。伝票はありませんでした。
階段降りるとすぐにあるレジでおじさんに支払します。
支払方法は現金のみでした。
余談ですが、、、
レジのおじさんの真上には、防犯カメラ6台の映像がリアルで流れていました!
おじさんは2階のお客さんの状況をずっとチェックしながら会計していたのですね。お店に入った時に防犯カメラ映像は見えない位置だったから、レトロな店内と雰囲気からは想像できないハイテク設備に思わずびっくり。
隠されたハイテク防犯用の秘密兵器を知って思わず私が防犯カメラ映像に見入っていたら、レジのおじさんと目が合いました。すると無表情だったおじさんが急にニッコリ笑顔を返してくれて、2度びっくりしたのを今でも覚えています。
まとめ
ハノイ名物のエッグコーヒーを本場の発祥の店で味わう貴重な経験ができました。
ナチュラルなレトロ感漂う店内で、ずっと変わらない美味しい味を体験することができ、これだけでもハノイへ行った甲斐は十分あると思えたエッグコーヒー。
ハノイに行ったからこそ分かる味、ハノイに行きたいと思わせてくれた味、どちらもきっかけは大切ですね。
「ベトナム」に何しに行くの?と言われてしまうかもしれないけれど、カフェ巡りだけでもハノイ旅の醍醐味は味わえます。
ハノイでカフェ巡り、年代を問わず絶対おすすめしたい旅スポットです。