ハノイでカフェ巡り♪「コンカフェ CONG CAPHE」ノスタルジック気分が味わえる!

ハノイ
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ハノイのカフェ巡り、観光客に1番人気「コンカフェ CONG CAPHE」も行ってみました。

「コンカフェ」はハノイ発の有名カフェ。ベトナム共産党をイメージした独特のコンセプトが印象的。ノスタルジックとレトロ感が上手に演出されていて、フォトジェニックなカフェとして連日多くの観光客で賑わっています。

ハノイ市内のあちこちに店舗があってそれぞれ違う雰囲気を味わえるのも魅力です。

初めてのハノイ旅で利用したコンカフェ2店舗についてご紹介します。

※2019年1月の旅レポートです。

コンカフェ 大聖堂前店の様子・混雑具合

トップ画像は、最初に立ち寄ってみたコンカフェの大聖堂前の店舗。

外観は旅行ガイド本に紹介されているようなコンカフェのイメージにぴったり合う雰囲気。

2階と3階の席は、大聖堂の前広場に行き交う観光客やタクシー・バイクの流れを真下に見下ろせる位置にあります。

店内に1歩入ると、ベトナム共産党のカラーである濃いグリーンとベトナム国旗の赤をアクセントにしたノスタルジックな雰囲気で、時の流れをふと忘れてしまいそうになります。

大聖堂前店は、入り口から行列。観光客ですごい人気。

1階の店舗面積は狭いため、注文するお客さんが常に数人並んでいる状態(1回目に行った時にはお店外まで行列していた)

雰囲気もロケーションも最高に良いけれど、ゆっくり時を過ごすのはちょっと難しい。外はバイクとタクシーが絶えずクラクション鳴らしながら走っていますし、2階と3階席もいっぱい。

メニューは外に立てかけてあります。テイクアウトもできます。

ハノイには他にもコンカフェ店舗はありますから、大聖堂前は様子だけ見て利用しませんでした。

大聖堂前のお店は、コンカフェのオリジナル茶器やカップ類、ノートなどかなり品揃えがかなり良かったです。

私はハノイに行く前に、コンカフェの白&青色のオリジナル茶器が欲しいと思っていました。特にポットの縦型スタイルが好みで。

でも、オリジナルポットやカップは実物を持ってみたらかなり重い。

一般的なバッチャン焼きの食器より厚みがあり、欠けるとボロッと崩れそうな素材感だったので買いませんでした。

グリーンの方のカップ類の方が欠けにくい素材だと思います。

白&青のカップデザインも素敵だけど、今回は見ただけにしました。

※食器や陶器類は購入後に観光で歩き回ることを考えるとホテルに戻る前に買う方が良いです。そうしないと重い食器を抱えてバイクが行き交う道路を必死に歩くことになります。

コンカフェ 店舗によって雰囲気の違いを楽しめる

私達は混んでいる大聖堂前のお店ではなく、旧市街にある別の店舗で休憩しました。

このお店は、エッグコーヒーの発祥の店として有名な「CAFE GIANG」がある通りの並びの角にある店舗です。

※残念ながら、その後この店舗は閉店したようです(2019年当時の位置はこちら↓)

大聖堂前店より少し小さめだけど行列はしていません。

旧市街地の町並みとも馴染んでいる建物がノスタルジック感あり。

こちらの店舗の入り口には写真入りのメニュー立て看板。

コンカフェは普通のベトナムコーヒーよりアレンジ系のドリンクやスムージーなどのアイスメニューが人気あるようです。

店内1階にはテーブル席はなく、キッチンと商品販売棚があるだけ。

オリジナルコーヒー豆は↑上のような小包のようなパッケージで販売されています。

こちらの店舗には食器類は販売されていませんでした。

スタッフさんのユニフォームもベトナム共産党をイメージした濃いグリーン、帽子もベトナム戦争時代のイメージらしい。

人気のココナッツミルク入りのアイスコーヒーは、バイタミックスのようなミキサーでココナツミルクを攪拌していました。お店はレトロ感たっぷりですがキッチンのアイテムは今風の家電がしっかり使われています(大聖堂前店ではこの写真より大きめのバイタミックス風ミキサー数台でココナツミルクを攪拌してました)

ハノイのカフェではミキサーの右に写っているようなコーヒーポットでベトナムコーヒーをドリップしてます。

通りの前にある別のコーヒーショップでもこのコーヒーポット&フィルターでドリップしていました。

ベトナムコーヒーを注文してもベトナムコーヒーのイメージにあるような1カップ用のコーヒーフィルターが乗って出てくるカフェは殆どないのが現状です。

キッチン奥に階段があり、上の階には自由に上がれます。

キッチンも階段もあえてレトロなデザインにしている所がニクイ演出です。

超人気店なのにこんなに古いの?と思ってはダメですよ。内装は徹底して1970~80年代風に統一されているのです。

お水は浄水ボトルサービス(ミネラルウォータ-?)を利用しているようです。

2階は、靴を脱いで座るようなテーブル席が壁ずたいにも並んでいます。赤い花柄の座布団が置かれていて、インテリアのアクセントに。

欧米人の観光客の人達も靴を脱いでくつろいでいました。

私達は更に3階に上がりました。

2階は少し薄暗いイメージだけれど、テラスのある3階は開放感があって明るい。

使い古された木製の椅子の感じがレトロでお店の雰囲気に合っています。

3階テラス席にしました。

座ると正面のカフェの様子や、下の道路のバイク天国を見ながらゆっくり過ごせます。

正面のカフェもハノイ風で雰囲気が良く、コーヒーを店頭でドリップしている所が見られて美味しそうでした。観光客よりもPCしながらくつろいでいる人も見えて、絶対美味しいお店だと思いました。

コンカフェはテラス席も人気。

反対側のテラスには若い観光客がいっぱい(中国か韓国系の人達)

みんなスマホで写真撮るのに夢中です。若い人はほとんどアイス系のドリンク類(名物のヨーグルトコーヒーやスムージーなど)を注文しているようでした。

コンカフェ 2階・3階の席での注文方法

3階にあがって着席するとすぐにフロア担当の店員さんがメニュー表を持って来てくれます。

メニュー表は大教会前店の外にあったメニュー看板と同じ大きな板です↓

注文をとる店員さんが横にピタッと立っているので、すぐ注文します。

ハノイのカフェはこんな風にオーダー取るスタイルが多いので、メニューが沢山あるお店の場合はおおまかにでも何を飲みたいか考えておいた方が焦らず済みます。

コンカフェ ハノイコーヒーとライム紅茶

私達は、ハノイコーヒーのブラックと紅茶(ライム付)を注文しました。

直前にすぐ近くにある「CAFE GIANG」でエッグコーヒーを飲んだばかり。

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この時すでにお腹いっぱいで、コンカフェ名物のヨーグルトコーヒーやココナツミルクコーヒーのように甘いドリンクは飲みたくなくて、普通のハノイコーヒーと紅茶を注文してしまいました。

紅茶はミルクティーかレモンティーか聞いてくれます。レモンティーを頼んだら生ライムが付いていました。

テーブルにはミニバラが飾られていて、椅子のクッションカバーと色合いが揃えてあって素敵。

コンカフェはテーブル小物にもこだわっているから、紙ナプキンが入っているホーローマグもわざとアンティーク風になっています。

ホットのコーヒーと紅茶は、オリジナルのカップ&ソーサーで出してくれます。

コーヒーはデミタスカップよりは大きく、日本の普通のブレンドコーヒーsぐらいのサイズ。

■ハノイアン ブラックコーヒー 29,000VND(約180円)

アイボリーと青い花の絵柄がコーヒーの濃い色にとても合っています。

ハノイアンコーヒーは、苦みが少なくてサラリとしたのど越し。クレマは全くありませんでした。

濃厚さはないので、ahaカフェのベトナムコーヒーの方が美味しいと思いました。

■紅茶(リプトン) 25,000VND(約120円)

紅茶はカップとポットが選べます。

お茶も種類があるようですが、なぜかリプトンのレモンティーを頼んでしまいました(汗)思いっきり普通のティーバッグです。

ハノイ流の紅茶はレモンティーを頼むと「生ライム」が付いてきます。

生ライムを浮かべると、香りが爽やか。レモンより酸味が柔らかいから紅茶がまろやかになります。

コーヒースプーンも可愛らしくて、こういう小ぶりの軽いスプーンが欲しくなりました(←翌日市場で買いました)

写真を普通に撮っても絵になるコンカフェ。ドリンクの味よりもフォトジェニックな空間が人気の理由であることを実感。

この雰囲気こそ、ハノイでゆっくりカフェ巡りをしてみたくなるポイントですね。

コンカフェ Wi-Fi有り

コンカフェにも無料で使えるフリーWi-Fiあります。

私が行ったお店ではテーブルに置いてあるホーローカップに紙ナプキン入れにパスワードが貼ってありました。

コンカフェはテーブル小物まで全て時代の雰囲気を統一しているからホーローカップもアンティーク風。

コンカフェ お会計は現金のみ

コンカフェは注文したドリンクと一緒にオーダー用紙をテールに置いていってくれます。

2階や3階の席からその伝票を持って1階のレジで精算しました。

支払方法は、現金のみです。

コーヒー豆やオリジナル茶器などを沢山購入したい場合でもクレカは使えませんのでご注意ください。

コンカフェ トイレについて

ハノイでカフェ巡り、女性にとってトイレは大切なチェックポイントです。

コンカフェ、利用したこの店舗の場合は3階にトイレが1ヶ所ありました。

そのトイレは男女兼用で店員さんも利用しています。

個室スペースは狭いけれど、水洗トイレでした(ハンドシャワーが便器横に設置されているタイプ←ウォシュレットがわり)

トイレットペーパーは流せないため、専用のバケツに入れます。英語で注意書きあり。

手拭の使い捨て紙ハンドタオルも備え付けでした。ハンドソープはありません。

狭くて設備が古いけれど不衛生ではありませんでした。お客さんが多く男女兼用のトイレではありますが異臭もなく使用に問題なかったです。

※写真は撮影してみたのですが狭くて暗かったために怖い感じの写真になってしまい(汗)掲載は控えます。

ハノイ 人気カフェ巡りの注意点

初めてのハノイ旅。旅の目的の1つがカフェ巡りでした。

ガイドブックやSNSの情報は旅行前にできるだけチェックして、人気カフェをいくつか巡ってみて分かった事が2つあります。

1つめは、SNSの情報をそのまま鵜呑みにしないこと

2つめは、旅のガイドブック(書籍)の情報が既に古くなっていることがあること

(補足1)SNSについては「インスタ映え」するカフェやお店が必ずしも味の面ではベストではないということ。

初めてハノイへ行く場合、現在も最新情報はまだまだ不足しているのが実情です。SNSで映える写真が投稿されているのを目にすると、その店の味がハノイの味のような気がしてしまうかも。

でも、実際にハノイのカフェや飲食店を巡ってみると観光客向けで急成長している「インスタ映え」するようなお店は味と質が伴っていない場合もあります。

(補足2)ガイドブック情報が古くなっていることがあったのも本当です。実際にハノイ旅行前に買ったばかりのガイドブックに掲載されたお店へ行ってみたら移転していたり、地図の位置にお店がないこともありました。

ハノイは、古き良きスタイルを大事にしている反面、進化も急速です。

たぶん、1年違うだけでもかなり変化があると思います。

もちろんSNSで最新情報をキャッチしたり、ガイドブックで予備知識を得ることは大切!

是非ハノイに行く機会があったらネット情報だけに左右されず、ご自身の五感で感じる感覚も大切にしてお店選びをして欲しいです。

「あ?このお店、美味しそう」「ここ、素敵かも」

ハノイには五感を刺激してくれるお店ばかりです。この感覚は日本の暮らしでは忘れかけていた事だと、ハノイの街角で自分も気付かされました。

まとめ

ハノイ発の人気カフェ「コンカフェ」の雰囲気と利用した時の様子を書いてみました。

初めてハノイでカフェ巡りをする時に「コンカフェ」1度は訪れる価値ありのお店です

ハノイの街でしか感じられ無いこのノスタルジックな雰囲気と空気感は旅の貴重な思い出になると思います。もし同じ内装の店舗が日本にあったとしても、この独特の感覚は体験できない。

コンカフェはハノイ市内にいろんなデザインの店舗がありますのでぜひ何店舗か寄ってみてください。店舗によって違う雰囲気が味わえる素敵なカフェです。