2021年12月に鹿児島県霧島市を旅行した時の記事です。
星野リゾート「界 霧島」には絶景を楽しめる露天風呂があります。
ホテルの敷地は高台にあって、露天風呂まではスロープカーに乗って移動します。スロープカーからも桜島がよく見える素晴らしい眺望が広がっていました。
湯上がり処はドリンクやアイスの無料サービスもあり、インテリアもとても素敵でした。
この記事では、スロープカーに乗って移動する様子・湯上がり処、そして昼間と夜の雰囲気の違いについてもご紹介します。
※2021年12月の旅レポートです。
スロープカー乗り場の様子
星野リゾート「界 霧島」の大浴場と露天風呂は広い敷地内の坂の下にあります。
本館から湯上がり処まではスロープカーに乗って移動します。
ホテル案内に見やすい地図があったので掲載しておきます。上の画像を見ていただくとホテルの建物・湯上がり処・大浴場(湯浴み小屋)の位置関係が分かるかと思います。
スロープカーの発着場所は、本館1階の「乗り場」
スロープカー乗り場は待合室も兼ねていて、ソファも置いてあります。
この場所は温泉ギャラリーとして、温泉に関するパネルなどの展示があるので、スロープカーを待っている時間も飽きずに過ごせます。
スロープカーは乗り場に置いてある呼び出しボタンを押して呼びます。
「湯浴み小屋へ行く」という赤いボタンを押すとスロープカーが来ます。
スロープカーは上下に移動しているだけなので、発着場にいる場合はすぐ乗れます。
もし発着場にスロープカーがいなくても、ボタンを押せば3分ぐらいで到着します。
スロープカーは自動で動いています(無人)
ドアが開いたら乗れます。発車も自動です。
本館1階は、実は坂の上にあるので、ここからの眺望も素晴らしいです。
この写真は朝7時過ぎにお風呂に入った時の様子です。左側の高千穂の峰に朝日が当たって美しい風景。
スロープカーに乗って湯上がり所へ
自動扉が開いて乗り込むと、スロープカーの床には立ち位置のマーク。
コロナ禍のため、一度に乗れる人数は制限されています。
この日は12月の平日だったこともあり、同乗したお客様は1人だけでした。
開業後まだ新しいホテルなので、スロープカーの車内もピカピカ。
ソファーに座って窓越しにiPhoneで撮影した景色なのに本当に素晴らしい眺望です。
自動扉が閉まったら、スロープカーは自動でスタート。
位置関係がわかりやすいように、下の乗り場からスロープカーが降りてくる様子で写真をご紹介します。
▼写真の上の部分がホテル1階の乗り場から出てきたスロープカー
▼スロープカーはゆっくり移動します
▼スロープカーの中から横を見ると斜面(坂を移動しているので)
▼もうすぐ下の乗り場に到着です
▼湯上がり処の乗り場に到着
▼到着後、扉は自動で開きます(乗る時も同様)
スロープカーとホテル本館と湯上がり処の位置関係は下↓の写真を見ていただくと分かりやすいと思います。
この写真は湯浴び小屋(大浴場)の建物側に立った時に見える景色です。
湯上がり処の前、そしてこの広い場所一帯にススキが風になびいていました。
このススキは植栽されているようです。よく見ると稲のように綺麗な列に並んで生えています。
人工的に植えられたものではありますが、ススキがたなびく広い草原はとても神秘的な雰囲気。
湯上がり処の様子
湯上がり所は、休憩場とスロープカーの待合室を兼ねている建物です。
室内に入ると、ナチュラルなアースカラーで統一された優しい雰囲気のソファーや家具。
大きな窓からは大浴場の建物が見渡せます。
テラス席も広いので、暖かい季節やお天気の良い日にはこの場所で寛げます。
湯上がり処には、ドリンクとアイスの無料サービスがあります。
ドリンクは3種類。
透明のドリンクボトルに入っているのは、
ほうじ茶・クランベリー黒酢・霧島の温泉水
クランベリー黒酢、甘酸っぱくてさっぱりしていてお風呂上がりにぴったりの美味しいドリンクでした。
お水は霧島の温泉水。
シリカを多く含むミネラルたっぷりの円やかな味わいのお水です。
そして、アイスキャンディーも無料サービス。
アイスボックスから自由に好きな種類を選んで食べられます。
この日は4種類の味でした(オレンジ・マンゴー・グレープ・りんご)
お風呂上がりにドリンクとマンゴーアイスを頂きました。
このクランベリー黒酢、酸味は弱めの甘酸っぱさでとても美味しかったです。
アイスキャンデーは、朝風呂の時も夜も両方頂きました。
お風呂上がりにアイスキャンディーがあるお宿は良いですね。北海道の知床旅行の時に利用したラビスタ阿寒川も同じようなサービスがありました。
ホテルに戻る時には、湯上がり処内にあるタッチパネルを押してスロープカーを呼びます。
待ち時間は3分ぐらい。
乗り場にスロープカーがいる場合にはすぐに乗車できます。
大浴場(露天風呂)まわりの様子
大浴場へは、湯上がり処の前にある小道を歩いて行きます。
もう見てわかると思いますが、界霧島の大浴場(露天風呂も)は、スロープカーで降りたススキ草原の中を歩いてやっと辿りつけます。
つまり、屋外!
小道には屋根はありません。
小道を歩くと、道の両脇に休憩所もあります。
12月だったので小道の休憩所で休んでいる人は誰もいなかったけれど、ちょっと浮世離れした景色が続いています。
小道の行き止まりに大浴場の建物があります。
大浴場内は撮影禁止なので写真はありませんが、男女別に大きな内風呂があり、その外側にそれぞれ大きな露天風呂があります。
露天風呂の様子は界霧島公式HPに掲載されていますので、そちらでご覧ください。
▶︎界霧島 公式HP
露天風呂に浸かると、ススキ野原がもっと広がっていて、その正面に桜島が大きく見える構造でした。
つまり、露天風呂の湯船に浸かって見える景色が「ススキ+桜島」だけの目線になるのです。
本当に素晴らしい眺めで、そして神秘的な雰囲気の露天風呂。
自然と一体化して風景を眺める感じで、本当に来てよかったと思えました。
大浴場の入り口は、男女で暖簾の色が違うので分かりやすいです。
大浴場内の脱衣所も広かったです。
タオルやアメニティー類も全て脱衣場にあるのでホテルの部屋からは持って行く必要ありません。
内風呂も広くて、私は夜は内風呂だけ入りました。
昼間と夜は景色がかなり違う!(比較画像あり)
スロープカー・湯上がり処・大浴場の雰囲気は、昼間と夜ではかなり違いました。
夜は、よく言えば「暗くて神秘的」とてもひっそりとお風呂を楽しめます。
でも、悪く言えば「暗くて怖い」ほぼ手元の灯りが頼りで視界も悪かったです。
▼夜の湯上がり処の様子
手持ち式のLEDライトはホテル1階のスロープカー乗り場から自由に使えます。
このライトがとても明るくて、この灯りが大切!
湯上がり処には置いてないので必ず1階乗り場から持ってきましょう。
▼ホテル1階スロープカー乗り場にライトは置いてあります(貸出自由)
湯上がり処の中は、間接照明がとても素敵でした。
湯上がり処の中にいれば明るいので怖くはないです。
ドリンクもアイスもいつでも自由に頂けます。
ただし、一歩外に出てお風呂のある建物までの道はこんなに暗いです↓
▼夜の景色(暗くて怖い)
比較のために、ほぼ同じ位置から朝撮影した写真と見比べてみてください。
▼朝の景色(見晴らしが良い)
そして、お風呂から上がって湯上がり処に戻る時の様子も写真撮影しておきました。
大浴場の建物から出た時に見える景色です。本当に灯りが頼り。
▼夜の様子(暗くて怖い)
▼朝の景色(明るくて見通しが良い)
昼間と夜の景色の違い、分かっていただけたでしょうか?
絶景のお風呂に入るのは、絶対明るい朝や昼間が良いと思いました。
絶景のお風呂だけれど注意点はある
初めて界霧島で絶景の露天風呂を利用して分かったことがいくつかあるので記録しておきます。
【利用して分かった注意点】
- 夜はちょっと怖く感じる人もいるかも
- 天気が悪い日は移動しにくいかも
- 予約したお部屋によってシャワーしかない場合があるので要注意
- 絶景は明るい時間帯がおすすめ
- 真冬でも館内用のガウンがあるので寒くはない
- 移動する時に小さめの手提げバッグがあった方が良い
大浴場(露天風呂)のある建物は屋外の道を歩く必要があるため、お天気の悪い日はちょっと移動しずらいかもしれません。
お風呂で絶景を楽しむのはやはり明るい時間帯(朝・昼間)が良いと思います。
冬は寒いかもと思っていましたが、利用した12月でも暖かいガウンと靴下が用意されているので全然寒くなかったです。
ただし、移動する時に専用の手提げカゴなどは置いてないのでお部屋の洗面所にあるミニ風呂敷を利用するか、自分で持参した手提げ袋やポーチ(エコバッグ)などが必要だと思いました。
私は折りたためる小さいエコバッグを持っていたのでそれを利用しました。女性は特に化粧品など小物もお風呂に持って行く人が多いと思うのでその点はご注意ください。
それから、大浴場を使わないかもしれない場合はホテルの予約の時にお部屋にご注意を。
今回利用したスタンダードな和室は内風呂がないタイプ(シャワールームのみ)でした。お部屋を予約する時はタイプをいろいろ選べましたのでお部屋の浴室についてもチェックが必要です。
実際に利用して分かった注意点を書いておきます。
今回利用した時点での内容なので、今後改良されている場合もあるかもしれません。
界霧島に宿泊しようかなと思っている方にこの情報が役に立てば幸いです。
ホテル内にあるショップで購入できるお土産やオリジナルグッズは、次の記事へ続きます>>
YouTubeの動画
この旅の様子はYouTubeにも動画をUPしてあります。
動画の方がスロープカーや湯上がり処の雰囲気が分かりやすいと思います。ぜひYouTubeでご覧ください。