2018年9月に、2泊3日で台北旅行に行ってきました。
子育て一段落した夫婦2人の旅、第1回目は羽田から約3時間で行ける台北です。
温暖な気候と美味しい食べ物、観光名所も盛り沢山、治安も良い台北は久しぶりの海外旅行にぴったり。
初めて搭乗したエバー航空(羽田ー台北松山)往復エコノミークラスの機内食・機内設備・機内販売・サービスについてご紹介します。
※2018年9月の旅レポートです。
エバー航空(羽田ー台北松山)往復
エバー航空で羽田空港ー台北(松山空港)を往復しました。
エバー航空はスターアライアンス加盟航空会社、通常はANAのマイルを貯めることもできます。でも今回はHISサマーセール特価のツアーで利用したためマイル加算はありませんでした(一応、チェックイン時にスタッフさんに確認しましたがやはり加算なしとの返答)
行きは午前10:50羽田発で台北松山空港へ向かいます。
午前中だったためか羽田空港国際線の出国エリアは空いていてチェックインもスムーズ。
出国手続き後に免税店で買物して、ラウンジで朝食を食べてから、搭乗ゲートへ。
羽田の国際線を利用するのはこの旅が初めて。
窓が広く明るくて、気持ちのよい空間ですね。
朝食を食べたTIAT LOUNGE はエバー航空の搭乗ゲート(出国エリア北)側に近くて、慌てずゆっくりできました。
この日、10:50発のエバー航空は142番ゲート。
往路(行き)のフライトスケジュールは、
■羽田発 10:50
■台北松山着 13:30
■搭乗時間 約2時間40分
約3時間で台北に行けます。とっても近い!
(羽田→台北松山)機内の様子・座席
羽田発エコノミー席は平日でしたが、ほぼ満席。
自分の席から見える範囲に空席はありませんでした。
機材はエアバスA330-300。アジアの中距離線でよく利用されている機種です。エコノミー席は2-4-2の配列で、後方数列だけ2-3-2。
CAさんは羽田発も台北松山発も日本人が多かったです。サービスも日本語。
私達の席は、後方右側の窓側&通路側。2人席並び、お隣同士でした。
エバー航空は緑色のイメージ強かったですが、機内は薄いグレーで落ち着いた感じです。
特別機材で「キティちゃんジェット」など座席もキャラクターいっぱいの画像を事前にSNSで見ていたせいか、とても普通で安心しました(笑)
イヤフォンは、淡いグリーン。
枕と毛布は白&グレー。
毛布は、肌に優しい素材で厚手の綿毛布のようでした。よくある機内専用のフリースのような化繊素材よりチクチクしないし静電気が起きにくいです。
各席に置かれているイヤフォンはエバー航空の緑色で可愛らしかったです。
機内の化粧室
A330の機体は計量&コンパクト設計の飛行機、化粧室も欧米路線より小さめの構造です。
化粧室はわずか3時間ほどのフライトですがCAさんがまめにお掃除に入って確認されていたこともあり中は綺麗でした。
ハンドソープ、ハンドローション、フェイシャルミスト、アロマスプレーが置かれています。
ティッシュ・紙コップもあります。
全部使ってみました。どれもアロマの香りが爽やかで心地良かったです。機内は乾燥しているからフェイシャルミストは女性に嬉しいサービスですね。
化粧室内にはシンビジウムも飾られていて、短時間フライトでも優しい心配りを随所で感じました。
座席にはUSB電源付き、機内エンタメは充実
座席の操作パネルはコントローラでも画面タッチでも使えます。
コントローラの右側各席にUSB電源が設置されていて、スマホの充電もできました。
羽田ー台北松山の往復、どちらもUSB電源ついていてとても便利。
USB電源は離着陸時も利用できましたが、コードは荷物入れのネットにしっかり入れておくようCAさんから言われました(離着陸時のみ)
座席シートモニターのエンターテインメントは短距離路線なのにかなり充実度。
映画(スカイシアター)はハリウッド・欧州・アジアなどエリア別で選択可能。
お子様向けのアニメもあります。
ミュージックチャンネルもアーティスト別に選択でき、曲数も多かったです。
映画は2018年の新作も5~6個、旧作も20種類ぐらいあり、旧作は年代別に検索もできました。
フライト時間は約3時間、なんとか2時間の映画は1本鑑賞できます。
ただし!1つだけ注意点あり。
洋画は私達が選んでみた作品はどれも日本語字幕(日本語訳)がありませんでした。字幕は英語と中国語は選べましたが、日本語はなかったのです。全ての映画やエンタメを確認した訳ではないのですが、これだけはちょっと残念な点でした。
機内販売 コスメ種類が豊富!
国際線に乗る時の楽しみの1つが機内誌。
エバー航空は3冊の機内誌が用意されていました(機内専用誌、通信販売用、機内販売用)
機内販売の表紙はロクシタン。
羽田空港免税店でロクシタンを買ったばかりだったけれど、やはり機内販売コスメのラインナップは気になります。
機内販売用の冊子はアクセサリー類などファッションアイテムも多かったけれど、コスメのラインナップがとても充実していました。
冊子のほんの一部をピックアップして画像まとめてみました。
免税価格は円とTWD(台湾ドル)の両方書かれていて値段が分かりやすいです。価格は日本の免税店とほぼ同じだと思いますが、2点以上購入で15%OFFになります(※対象外商品あり)
カラーメイクの限定パレットなど機内販売でしか購入できないアイテムもあって、見ているだけで飽きません。
往復同じ機内販売でした。往路で商品選んでおいて復路(帰国時)に購入するのがベストかも。
復路は私の席の近くの女性が数人、次々に機内販売注文されていました(往路は購入している人を見かけませんでした)
エバー航空の機内販売はコスメ充実しているとネット情報で知っていたものの、実際取り扱われているブランドも商品数も多くて、本当に驚きでした。
機内ドリンクサービスの種類
台北路線は約3時間の短いフライトですが、機内食&ドリンクサービスはしっかりあります。
欧米路線の場合、最初にドリンク&スナックのサービスがあるのが普通ですが、台北往復は飛行機離陸後シートベルトサインが消えてしばらくして機内食と一緒にドリンクが出ます。
往路は、水平飛行に入ってから最初に入国書類が配られ、その後で機内食でした。
私達の席は後方だったこともあり、機内食をもらったのは羽田離陸後約1時間後の12時過ぎでした。離陸は定刻10:50でしたので、機内食サービスは席が前方の人は11時半過ぎに始まっていたと思います。
短いフライトですので、食事後ゆっくり映画を見たい人はエコノミー席でも前方の席を予約するのがオススメ。
エバー航空はエコノミー席でもサービスされるドリンクの種類が多いです。
往復同じドリンクメニューでした。
ドリンクの種類を書いておきます。
【アルコール類】8種類
- ワイン(赤・白)
- ウィスキー(バレンタイン)
- ウォッカ
- ブランデー(VSOP)
- ジン
- ビール 2種類
赤ワインと白ワイン、ビールは食事と一緒のカートで出してもらえます。ビールは缶、ワインは大ボトルから機内食トレーに用意してある専用カップに注がれました。ワインはミニボトルではありません。
【ソフトドリンク】15種類
- コカ・コーラ
- コカ・コーラ・ライト
- スプライト
- ジンジャーエール
- アップルジュース
- パイナップルジュース
- オレンジジュース
- クランベリージュース
- トマトジュース
- ミネラルウォーター
- 緑茶(温・冷)
- コーヒー
- 紅茶
- ウーロン茶(温)
機内食が配られると直後に温かいウーロン茶のサービスがあります。ウーロン茶はホットしかありません。冷茶は伊藤園のおーいお茶でした。
お茶類は機内食トレーに入っているカップに注いでくれます。冷たいドリンクは氷入りでプラスチックカップに入れて渡してくれます。
機内食(2種類) 羽田→台北松山
まず、羽田から台北松山(往路)の機内食をご紹介します。
3時間のフライトでも通常の機内食が1回出ます。
メニューは2種類から選択できました。
- ハンバーグステーキ・シャスールソース・リヨネーズポテト
- 和食弁当
夫と2人でしたので、1種類ずつ選んで食べ比べてみました。
【和食弁当】
和食弁当は、蒔絵模様が描かれた美しいお弁当箱に入って配られました。
蓋を開けてびっくり。彩りも盛り付けも綺麗な和食のお弁当です。
紅しょうが入りちらし寿司、味噌漬の豚肉ソテー、白身魚の西京漬、煮物、ゴマ和えなど綺麗に盛り付けられたお弁当でした。
パンも1個付いています。
デザートは洋食セットと同じフルーツ盛り合わせ。
まさか台北へ行く機内でこんな和食が食べられるなんて思っていませんでした。どの味も丁寧に作られていて上品な味付けでした。
【洋食:ハンバーグステーキ】
洋食はメインがハンバーグのポテト添え。
冷たい山菜そば、パン、フルーツ、ババロア
このハンバーグはお肉感があって美味しかったです。ポテトも味付けがしてありデミグラにバターソースが加わったようなコクのあるソースの組み合わせがぴったり。
エコノミー機内食のハンバーグでこんなに美味しい味は初めてかも。
カットフルーツは、和食も洋食も付いていましたが、ババロアは洋食だけ。
ラスベリー?のようなフルーツが入っていてプチプチとした食感あり爽やかで後味も良し。
ワインは、このカップに注がれます。白ワインがお水みたいに見えますね(汗)
おままごとみたいなカップだけど、安定感があって飲みやすい構造でした。
食後はコーヒーを選びました。
コーヒーはちょっと薄いです(笑)
ホット烏龍茶の方が美味しかったかも。
でも、マドラーのデザインが可愛くて、思わず写真撮りました。
マドラーも砂糖のスティックもミルクも、しっかり「EVA AIR」の文字。
短時間フライトの路線なのに、機内アイテムにも細かな気配りと遊び心を感じられる所が気に入りました。
機内食(2種類) 台北松山→羽田
復路(帰国時)の台北松山→羽田の機内食もご紹介します。
機内食は往路と同様、食事提供が1回あります。料理は2種類から選択可能。
復路も軽食ではなく普通の食事です。
食事のメニューは2つ、
- 海の幸の沙茶醤炒め、ライス添え
- オニオンポークカレー、ライス添え
復路(帰国時)も夫と2人で1種類ずつ選んで、また食べ比べてみました。
【海の幸の沙茶醤炒め、ライス添え】
メインは魚介の少し甘い醤油炒め。
豚肉入りきゅうりの冷製サラダ、フルーツ、ケーキ、パン。
魚介の具は、エビ・イカ・タラなど見た目より具がたっぷり入っています。特にイカがプリップリしていて美味しかったです。甘みのある醤油味のソースはマイルドでやさしい味でした。
添えてあるホットベジタブルも下味付で食べやすかったです。
【オニオンポークカレー、ライス添え】
2種類のメインはオニオンポークカレー。
小皿やデザートは1種類目と同じです。ポークカレーはマサラカレーの味でした。香辛料は強くなく辛くないカレー。でも味付けがとても良くて、夫は両方味見をしてからカレーの方が美味しいと言ってこちらを食べていました。
フレッシュフルーツは台湾にいるといつでも手頃な価格で美味しく食べられます。わずか数日の滞在でもフルーツをたっぷり食べる生活に馴染んでしまい、日本に帰るのが名残惜しいです。
日本はフルーツ高いですよね(涙)
マンゴー、バナナ、パイナップル。どれも本当にフレッシュで美味しかった記憶が蘇ります。
豚肉入りキュウリのサラダは少し酸味がありセロリが入っていました。日本で食べても違和感ないと思う味付けでした。
デザートのケーキがとても美味しかったです。
生地は抹茶のような淡い緑色でしっとり柔らか(緑はエバーグリーン色?)
上にジャム(杏?)を乗せて焼いてあるケーキ。甘みも程よくてもっと食べたくなる味でした。
こういう焼きっぱなしのケーキこそ味の違いに差が出ますよね。このケーキは旅の最後に印象に残ったケーキです。
機内に持ち込みして良かったもの、不要だったもの
約3時間のフライト、皆さまはどんなアイテムを機内に持っていくでしょうか?
私が前回国際線に乗ったのは2010年(8年前)の成田ーNY線です。長いフライトの記憶が残っていてスリッパ・枕・化粧品など今回も一応同じような機内持ち込みグッズを持って搭乗しました。
でも、今回は持っていったグッズは殆ど使いませんでした。
【機内で使わなかったもの】
- スリッパ
- スリーピングピロー(空気で膨らませる枕)
- マスク(乾燥対策)
- 化粧品(スキンケア用)
短いフライトでも機内食もあり、のんびり寝る暇はあまりありません。枕はエバー航空の座席に最初から置いてあるもので十分でした。靴もリラックス時は脱いでいたけれど、私の場合はスリッパ履き替えるほど足のむくみも出なかったです。
乾燥対策用にマスクや基礎化粧品も小分けにしてバッグに入れたけど結局使いませんでした。化粧室にフェイスミストやハンドローションも置かれてあり短時間なのでそれで十分でした。
【機内で使ったもの】
- 上着
- ストール
- スマホ充電用のコード
- iPadminiとイヤフォン
- 眼鏡
羽田空港内はあまり冷房強くなかったため半袖のままで過ごせたけれど、やはり機内はとても寒かったです。上着を着て、エバー航空の毛布を足と胸までかけて、さらに首と肩はストール巻きました。
フライト時間が短くても機内用の寒さ対策は大切だと改めて感じました。
そして、以前の旅では持っていなかったものが今回機内で大活躍!
それは、スマホ充電用のコードとiPad
各座席にUSB電源があるため、コードさえあればいつでもスマホやタブレットに充電ができます。
↑上の写真は私のiPhoneですが、実際は夫のiPhoneを充電していました。夫のiPhoneは5sで古いためすぐ充電が減ってしまうのです。
羽田でレンタルしたWi-Fiを現地ですぐ使いたかったこともあり、機内でも充電できて安心感ありました(モバイルバッテリーは持っています)
さらに、持っていって良かったと思ったのはiPad mini
座席モニターで映画も観られたけれど、日本語字幕がなかったため私は見るのやめました。その代わりにiPadminiでAmazonプライムビデオをオフラインモードで視聴。
プライムビデオはダウンロードした作品は機内でもオフラインモードで再生できるのです!
オフライン再生の場合は、48時間以内の視聴の制限はありますが、48時間以内に1度ネットワーク環境下でログインしておけば復路(帰国時)の機内でも問題なく視聴できました。旅の前にプライム会員になっておいて良かったです。
旅の荷物も機内に持込むアイテムも、今後もいろいろ変わっていくのだろうなと思った旅でした。
台北松山空港の様子(スタバも免税店も一通りある)
今回の旅は2泊3日、時間を有効に使いたかったため羽田発着の台北松山路線を選びました。
台北には国際線空港が2つ(桃園空港と松山空港)あります。
桃園空港は広くて免税店やショップも沢山ある大きな空港です。
一方、松山空港はとても小さいのですが台北市内に近くアクセスの良い空港です。
私は25年前に1度台湾を訪れた事があり、その時は桃園空港を利用しました。当時も桃園空港は広くて綺麗でショップも多かったのを覚えています。松山空港は桃園空港と比べると地味ですが建物も古き良き台湾の雰囲気が残っていて落ち着きもあり良かったです。
タクシーを使っても10~15分程度で台北市内のメインエリアへ行けます。
台北市内のタクシー料金はとても安いため、日本円換算でも千円程度でホテルに到着可能です(※為替レートで変動あり)
小さな空港でも、出国手続き前にはスタバや飲食できるお店もあり、免税店や飲食店は一通り揃っていました。
スタバのある左手奥が出国手続きのエリア入り口になっています。
出国手続きを抜けた正面に化粧品・お酒・タバコなどを売っている免税店があり、その免税店の左手奥に各航空会社共通ラウンジが1ヶ所だけありました。
プライオリティ・パスで入れるラウンジはないのでエコノミー席を利用する場合にはご注意ください。
※桃園空港にはプライオリティ・パスで入れるラウンジ有ります。
搭乗ゲートは1つ下のフロア降りた場所。
ブランド品は搭乗ゲートに平行してずっと並んでいます。
搭乗ゲートのエリアにも軽食を食べられるカフェと、フード&ドリンクメニューがある小さめのフードコートもありました。
カフェは一番手前にあり、フードコートはかなり奥に進んだ先にあります。
松山空港はあまり大きくないため、出国手続きにあまり時間はかからなかったです。搭乗ゲート付近のイスも沢山あり、飛行機や滑走路を長めながらのんびり過ごせました。
台北松山16:00発のエバー航空で帰国しました。
出発は機材準備の関係で20分ほど遅れましたが、出国手続き通過後のエリアのカフェでカットフルーツを食べながらゆっくり待つことができたので多少の出発遅延は気になりませんでした。
まとめ
2泊3日の台北への旅。エバー航空に初めて搭乗した体験を書いてみました。
エバー航空は評判通り、短時間フライトなのに美味しい機内食と充実したサービスのあるエアラインでした。
時差も1時間しかないため、帰国後も体がとても楽。
HISのスーパーサマーセールで予約した安いツアーを利用しての旅でしたが、エバー航空のおかげで安心安全で気持ちの良い旅ができました。
子育ては一段落しても教育費はまだかかる身の上のため予算は限られておりますが、夫婦旅の第2回目も現在計画中です。
次はどんな旅ができるでしょか。
エアライン選びも旅計画の楽しみの1つになりそうです。