JCB「グルメ・ベネフィット」を利用して、お鮨の会席コースを頂いてきました。
「グルメ・ベネフィット」は所定のコース料理を2名様以上で利用すると1名様分無料になるJCBプラチナ特典の1つです。
今回は週末にカレッタ汐留46階(港区新橋)にある「鮨 美寿思」でお鮨の会席コースをランチに利用した時の様子をご紹介します。
※2023年2月のグルメレポートです。
「鮨 美寿思」所在地
■店名 鮨 美寿思(すし みすじ)
■住所 東京都港区東新橋1-8-1 カレッタ汐留46階
「鮨 美寿思」は創業から160年以上続く江戸前鮨の名店です。
お店はカレッタ汐留(港区東新橋)の46Fにあり、新橋近辺の駅からのアクセスも良く、昼も夜も地上200メートルからの眺望が楽しめる場所にあります。
カレッタ汐留は文化施設を併設した複合商業施設です。
とてもアクセスが良い立地にあり、どの方面からでも便利な場所。
今回は地下鉄の都営大江戸線「汐留駅(シオサイト)」から行きました。
都営大江戸線 汐留駅(シオサイト)の場合は、新橋駅方面出口より徒歩1分。
出口を出たら本当にすぐ目の前にあるのがカレッタ汐留です。
平日はお勤めの人達で賑わっていますが、週末の昼間はこんなに空いています。
「鮨 美寿思」はカレッタ汐留の46階。
46階と47階へは「スカイレストラン行シャトルエレベーター」を使います。
このエレベーターは、46/47階専用のエレベーター。
直通エレベーターの場所はビル内に入ると大きな案内が出ているので分かりやすかったです。
シャトルエレベーターに乗って、一気に46階へ。
皇居方向の景色を眺めながら、あっという間に46階に到着。
46階には、5店舗の飲食店が入っています。
「鮨 美寿思」はエレベーターを出てすぐ右手のお店です。
予約した時間より少し早めに到着したので、46階にある「スカイビュー」から築地・月島方向の眺めを楽しみました。
「スカイビュー」は無料で景色を眺められる場所です。
築地市場跡地が更地になっているのがよく見えました。
お店入り口の様子
「鮨 美寿思」はシャトルエレベーターを降りてすぐ右手の場所にあります。
すっきりと、そして凛とした雰囲気が漂うお店構え。
利用した2月の場合、休日の営業時間は下記でした。
・ランチ 11:00〜15:00
・ディナー 17:00〜22:30
お店の前に置かれている休日の「昼拵え」には、江戸前にぎりから会席までが並んでいます。
訪れた日は休日のランチタイムでも、お席はほぼ満席でした。事前に予約をおすすめします。
今回はお店自慢の「美寿思会席」のコースをJCBプラチナコンシェルジュから予約しました。
「美寿思会席」はお店のHPでもおすすめになっているお鮨と日本料理の会席コースです。
お昼のメニューにある「おもてなし会席」よりお料理の品数が多いコースになります。
カウンター席
※撮影許可を頂いてあります。
予約時間になり、店内へ。
入り口で、検温とアルコール消毒をしてからお席に通されました。
「鮨 美寿思」にはカウンター席とテーブル席があります。
今回JCBのグルメ・ベネフィットでの予約時に「お席は指定できません」と言われていました。
当日はカウンター席に案内されました。
大きな窓があるテーブル席の方が景色は見えますが、カウンターは目の前で職人さんが目の前でお鮨を握ってくださるので私たちはカウンターにして頂いて嬉しかったです。
カウンター席は、予約組ごとに透明のパーティーションが設置されていて感染予防対策もしっかりされていました。
和柄の紙製のマスクケース、とっても粋ですね。
お席に座って、まずはビールを注文。
2月にしては暖かい日だったので、ビールで喉を潤して。
ビールを一口味わったちょうど良いタイミングで、会席の1品目がカウンターから出されました。
美寿思会席 コース内容
予約した「美寿思会席」はお店自慢のお料理と江戸前鮨のコース。
ランチでもディナーでも予約可能です。
今回頂いたコース内容は、
- 前菜(3品)
- お造り
- 焼物
- 揚物
- 一品
- 特上にぎり8貫
- かんぴょう巻き
- 玉子
- お椀
- 水菓子
全て旬の新鮮な食材が使われた満足度が高い内容でした。
季節や仕入れによってメニュー内容は変わると思います。
今回頂いた2月のお料理とお鮨を順番にご紹介します。
※コース内容は2023年2月のものです。
前菜(3品)
美寿思会席のスタートは、前菜3品から。
蕾が膨らみかけた梅の枝が添えられた各盆に、3種類の前菜が盛り付けられています。
春の訪れを目でも味わいながら、最初に鮑を一口頂きました。
鮑はとっても柔らかくて、思わず笑顔になりました。
山うどの胡麻和えは、香り豊か。
さよりの南蛮漬けは、身が甘くて優しいお酢の味付けが前菜にぴったり。
3品は春の訪れを告げるようなお料理ばかりで、前菜を味わっただけでも次の一品への期待が高まります。
お造り(3品)
※撮影許可を頂いてあります。
コースの2品目は、お造り。
前菜を味わっていると、カウンター内の職人さんが目の前でお造りを用意してくれます。
新鮮なお刺身、そしてすりたての本わさびと茗荷のつまが並びました。
本日のお造りは、
まぐろの大トロ(愛媛産)、かんぱち(鹿児島)、そして帆立。
鹿児島のかんぱち、脂が乗っていて甘くてプリプリ。愛媛産の大トロは、コクと甘味が絶妙でした。
帆立の新鮮な香りとトロけるような口当たり。
ミョウガのつまがとても良い歯ごたえと香り。
写真には写っていないのですが、お造りを頂いた後に職人さんがミョウガのつまで海苔巻きを作ってくれました。それもとても美味しかったです。
焼物
本日の焼物は、鰆の西京焼き。
付け合わせは、山クラゲのピリ辛和え。
鰆は春が美味しい季節ですね。ふっくら弾力あって鮮度抜群。
西京味噌とすだちの香りも爽やか。
付け合わせの山くらげのピリっとした辛みが、西京焼とぴったり。
これはお酒が進む一品です。
夫は焼物に合わせて冷酒を注文しました。
日本酒は、房島屋の辛口を冷酒で。
冷酒用の酒器、そして盃もとても素敵。
びいどろの盃は、お酒を注ぐと細かな金色が上品に輝いて、お酒が美味しそうに見えます。
少し味見しましたが喉越しが良くてとても美味しいお酒ですね。
私はノンアルコールの梅酒をソーダ割でお願いしました。
こちらのお店は、ノンアルコールドリンクの種類が豊富でした。
ノンアルでもビール・ワイン・梅酒も揃っています。
商談などのビジネスランチでも利用されるお店と伺っていたので、なるほどと思いました。
本日の一品
本日の一品は、あん肝ポン酢。
美しい器に盛り付けらた、目でも楽しめる一品。
大きくて立派なあん肝です。
丁寧に下ごしらえされているので、あん肝は濃厚なのにとてもまろやか。
下に敷いてある生わかめとポン酢の爽やかさが、あん肝のコクを引き立てくれて忘れられない美味しさでした。
揚物
本日の揚物は、3種類の天ぷら。
3種類は、鱈の白子・葉玉ねぎ・ししとう
揚げ立ての熱々です。
白子の天ぷらは、とってもクリーミー。
外側はカリッと、中はトロトロで鮮度抜群。
葉玉ねぎの甘味と辛味も、爽やか。
天ぷらに添えられていたのはアルゼンチンのお塩(湖塩)
日本料理の職人さんが厳選したお塩だそうです。
このお塩が白子と葉玉ねぎの天ぷらに絶妙に合いました。
老舗の技術は守りながら、新しい組み合わせにもトライしている柔軟なお店の雰囲気を感じる一品でした。
特上にぎり 8貫
そして会席コースのメインである江戸前鮨をいよいよ頂きます。
カウンターの上が整えられ、職人さんが目の前でお鮨を握ってくださいます。
握り用の角皿にまず、がり。
甘さは控えめ辛味と歯ごたえが程よくて、今まで食べたがりの中で一番好きな味付けでした。
「鮨 美寿思」のシャリは酒粕を長期熟成させて造る昔ながらの「赤酢」と「白酢(米酢)」の2種類をネタによって巧みに使い分けているそうです。
にぎり一貫めは、やりいか。
シャリはすだちとレモンで爽やかに味付けされているとのこと、このまま頂きます。
いかの甘味がすだちとよく合いました。
にぎり二貫めは、金目鯛(静岡産)
金目鯛のにぎり、初めて頂きました。
新鮮な金目鯛は脂が乗っていて、この時期が一番美味しいそうです。
にぎり三貫めは、鯵。
一本釣りの鯵だそうです。
厚みがあって歯応えも良く、アジとは思えないコクがありました。
にぎり四貫めは、車海老。
私はエビと穴子が大好きなので、この車海老の美味しさに感動しました!
にぎり五貫めは、漬け鮪。
これは間違いなく、マグロ好きの人なら絶対に唸る味です。
にぎり六品目は、中トロ。
脂の乗り具合、そして身の締まり具合、溶けるような旨味。
説明が必要のない美味しさ。
にぎり七貫めは、いくら醤油漬け。
大粒いくらのコクと、醤油の香り、そして海苔の香ばしさ。
お寿司屋さんの海苔って、なぜこんなに美味しいのでしょうか?
にぎり八貫目は、穴子。
ふっくらと甘くて、最高の穴子でした。
にぎりの最後がこの穴子でとても感激。
私は穴子が大好きで、この穴子の味を超えるものには当分出会えないと思いました。
お椀
本日のお椀は、しじみの赤だし。
お椀は最後のにぎり(穴子)が握られる前に、ほどよいタイミングで出されました。
新鮮なしじみがたっぷり。
しじみの身もふっくら柔らか。
赤だしは濃すぎず、握りの味を引き立てる味でした。
巻物・玉子
巻物は、かんぴょう巻き。
そして玉子焼き。
こんなに美味しいかんぴょう巻きは初めてです。
カウンターでコースを召し上がっていた他のお客様もこのかんぴょう巻きの味を絶賛してました。
本当に、素材全てに手間をかけていることが分かる一品です。
水菓子(デザート)
お鮨を頂いた後は、お席が一度きれいに整えられてから新しいお茶とデザートが出されます。
本日の水菓子(デザート)は、和栗のティラミスと苺。
ティラミスは底の部分が和栗で出来ていて、とても風味豊か。
小さめですが濃厚なデザートです。
にぎりの時点でもうお腹はかなり満腹でしたので、水菓子はこのサイズがちょうど良かったです。
お食事は全てカウンターで、最後までゆっくり頂けました。
どのメニューも旬の素材が新鮮で、手間をかけたお料理と上質なにぎりを堪能できるコースでした。
美寿思会席 ランチコースの料金
今回の予約はJCBプラチナの「グルメ・ベネフィット」を利用しました。
このJCBグルメ・ベネフィットは、国内の厳選したお店で所定のコース料理を2名以上で利用すると1名分無料になるという特典です。
今回2人で所定のコースを頂いたので、1名分が無料になりました。
実際に会計でお支払したのは、
1名分の料金(ランチの場合、1人分16,500円 ※税込、サービス料なし)、そして別途注文した飲み物代だけです。
ランチで利用した時のレシートでコース料金部分は
・美寿思会席JCB ¥16,500
・美寿思会席JCB割引 ¥0
と表示されていました。(※税込、サービス料なし)
ちなみにドリンク類の料金は、瓶ビール・冷酒・ノンアルコール梅酒を合わせても合計3,000円(税込)以下でした。
お飲み物代はとてもリーズナブルな価格に設定されているので、お料理やお鮨に合わせてドリンク類も楽しめると思います。
※2023年2月のランチ利用時の価格です。ディナーでのコース代金はサービス料が加算されます。
食後は旧新橋停車場の鉄道歴史展示室へ
美味しいお料理とお鮨を頂いた後は、カレッタ汐留のすぐ近くにある「旧新橋停車場」へ行ってみました。
「旧新橋停車場」は日本で最初の鉄道が1872年(明治5年)に「新橋~横浜間」で開業した、まさにその場所です。
鉄道開業から昨年150年を迎えて、ご存じの方も多いと思います。
現在、駅舎跡地には当時の駅舎正面の階段が当時の状態で残されています。
駅舎跡地にある「鉄道歴史資料室」の入り口部分にその階段があります。
「鉄道歴史資料室」には、当時の歴史資料が展示されています。
週末でも開館しているので、見学してきました(入場無料)
新橋駅の歴史を知ることのできる貴重な場所でした。
2階には特別展示もあって、ビデオ上映もされています。
今回は同じように創業から150年以上続いている江戸前鮨の名店で美味しいお食事を頂いた後だったので、新橋駅の過去と現在をいろいろ感じられる1日になりました。
帰りも大江戸線の汐留駅(シオサイト)から地下鉄で帰宅。
休日のランチは、新橋駅近辺は空いていて観光の帰りでも便利だと思います。
東京近郊在住の方でも観光で東京にいらした方でも、美味しい江戸前鮨を食べて、景色を眺めて、日本の鉄道開業のスタート地点を見学して過ごすという休日もおすすめです。